うんぱおうじによるここんぱぶろぐ

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裸の王様

自分の父、ありえん激昂型のクレーマー

 

外出したときは、店員さんが父を怒らせませんように…

と心から祈る。

 

激昂しやすいシチュエーションと対応は以下である。

・交通誘導の警備員の誘導があいまいだったとき
→窓を開けて大怒鳴りする。
 車を駐車した後、警備員たちが常駐している部屋に怒鳴りこみに行く。

・無料で飲める水やお茶の味が変だったとき
→店長を呼び出して、水の味が変だと怒鳴る。

・食べたいものが品切れだったとき
→「もう二度と来ねえよ!」と店員を怒鳴る。

 

接客業のバイト経験を経て

彼は本気でやばい人間なんだと改めて認識した。

 

もうしばらく実家に帰っていないので

2年ほど前になるが、直近の大激怒は以下であった。

 

父と2人で一緒にスーパーへ行く途中に

突然父が「祖父の墓参りに行こう」と言い出した。

色んな場所へ行くと、それだけ激怒する可能性が高くなるので

行きたくなさすぎたが、私は墓参りに行きたかったんです!という顔をして了承した。

道中の道は混雑しており、父は危険運転を繰り返していた。

父は運転が超荒くて下手である。自覚はない。

指摘すると怒られるので、誰も指摘できない。いつか事故ると思う。

18時頃、墓地到着。

車を置いて墓地へ向かっていると、近所の方に声をかけられた。

「墓地に行かれますか?もう閉まっているので入れないですよ。」

親切な方たちである。

しかし私は、”やばい”と思った。

その瞬間父は目を大きく見開き

「あのねえ!閉まっているので入れないですよ。ってなんなんですか?

 開けとくべきでしょう!不親切だな、だいたいねえ」

とブチギレはじめた。

こんな時は同行している私が止めなければいけないが、止められない。

私は自分可愛さに、怒りの矛先が自分に向かわないように

フォローを入れることができなかった。

しばらくしてから父の大激怒が終わり、車に戻るとき

近所の人たちは、物凄く驚いた顔をしてこちらを見ていた。

私は父が見ていないことを確認して、お辞儀をした。

 

その後、母に

「父が墓参りできずに激怒しました。気を付けてください。
 気を取り直して、スーパーへ行ってきます。」

とLINEを送った。

 

母は

「気を取り直してスーパーへ行く。なんて大人になったね。」

と返信をよこした。

 

そう、過去の私であれば気を取り直せなかった。

でもこうして一番指摘するべき周りの人間が指摘せず

何事もなかったかのように機嫌を取り

父はまるで、裸の王様である。

 

激昂型のクレーマー気質、危険な運転

自分の姿を客観視できない異常なまでの自己愛

彼は私が小さい頃から何も変わっていない。

指摘されれば激怒し、怖がられ、放置されている。

かわいそうな、寂しい人間なのである。

 

しかし私は彼の子どもなので、きっと裸の王女なのである。

裸の王様連鎖は、私で打ち切らなければ。